メンテナンス

【ログハウスのコーキング】

ログハウスやポストアンドビームのコーキングは外壁の再塗装と同様に定期的なメンテナンスが必要です。

ログハウスのノッチ部や窓廻り、ポストアンドビームの柱梁と外壁の接合部など、コーキングが劣化すると

雨水が侵入してしまう事もあります。

コーキングは木の収縮や紫外線などにより、室内に施工するものに比べると劣化が早いのです。

ログハウス専用のコーキングもありますが、同等の性能を持つ変性シリコンが一般的にログハウスなどの

建築に使われています。

普通のシリコンに比べ、伸縮性が高く、塗料がのるという特性があります。

 

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劣化してひび割れたログハウスのコーキングを除去する様子。

 

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コーキング除去完了の様子。

 

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新たにコーキングを施工した様子。

 

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コーキングが固まったら塗装を行い完了です。

【ログハウスのセトリング】

ログハウスにはセトリングという現象が起きます。

ログ材の重み、乾燥による木の収縮によりログウォールが数年間にわたって数センチ下がります。

新築時に比べ、数年後の方が天井が低くなるのです。

そのため、室内の間仕切り壁や建具の上にはセトリングスペースという空間があり、セトリングを

吸収しています。

セトリングスペースを確保せずに施工すると、建具が開かなくなったり、1Fの壁に押されて2Fの

床が盛り上るという不具合が起きてしまうでしょう。

キットを購入して、ログの知識がない大工さんに工事を依頼する場合は注意が必要です。

また、ログハウスには通しボルトという長いボルトが数箇所貫通しています。

ログウォールを締め付けるために最上段から最下段まで貫通している長いボルトです。

セトリングにより壁が下がった分だけ緩みますので、定期的な増し締めが必要です。

緩んだ状態で放置すると、家全体の強度も落ちますしログが捻じれた状態で乾燥してしまいます。

家を長持ちさせるためにも、通しボルトの増し締めは大切なメンテナンスです。

 

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通しボルトが緩んだ状態のログハウスのノッチ。

 

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増し締め完了の様子。

【ログハウスの基礎工事】

基礎工事着工前には地盤調査を行うのが一般的です。

調査結果に基づいた補強、工事を行うと地盤保証に登録出来るので安心です。

また、ログハウスやポストアンドビーム等外部に木が露出している建物の場合

軒先から地面に落ちる雨の跳ね返りが建物を傷める原因になります。

軒が深い程、雨の跳ね返りを避けられるのですが、基礎を高くする事によって

避ける事も出来ます。

多雪地域でも同じ事が言えます。積雪が1mの地域で、60㎝の基礎高では冬季

外壁が雪に埋もれてしまいます。

建物の耐久性を考えると決して良い事ではありません。

設計時には地域性や立地条件を十分に考慮して進める必要があります。

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軒の出500㎜でもGL+700mmの基礎は雨落ちの跳ね返りが土台まで届かない。

 

 

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GL+300mmの基礎は雨落ちの跳ね返りが外壁まで届く。

【ログハウスのヤニの除去】

米松(ダグラスファー)を使用するログハウスやポストアンドビームは、表面にヤニが出てくる事があります。

松系の樹種は強度がある分、ヤニを多く含んでいます。

ヤニは衣類に付着すると、なかなか落ちません。

表面に出てきたヤニの除去方法としては、夏場などヤニが溶けてゆるくなっている時は、布にアルコール等

を染み込ませ拭き取ると良いでしょう。

大きな塊でしみででいる時はスクレイバーやカッター等で削ぎ落としてから、残りのこびりついた部分を同様

に拭き取ると良いでしょう。

また、冬場はヤニが固くなり取り易い時期です。

小さなプツプツとしたヤニはガムテープの粘着力を使うと、跡も残らずきれいに取れます。

 

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木肌表面にプツプツとしたヤニの塊がたくさん見えます。

 

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作業時は寒い季節だったので、ガムテープで簡単に除去する事が出来ました。

 

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たくさんあったヤニの塊も綺麗になくなりました。

【ログハウスの屋根工事】

屋根には色々な仕上げ材があります。

アスファルトシングル、コロニアル、瓦、ガルバリウム鋼板という仕上げ材が

ありますが、立地条件によっては仕上げ材の選択というのも家を長持ちさせ

る大切な要素になります。

例えば、針葉樹が多い様な立地条件でアスファルトシングルを使用すれば、

落葉がアスファルトシングルの重なり部分に進入し屋根の劣化を早める原因

になります。

針葉樹の多い立地条件ではガルバリウム鋼板のような滑りの良い仕上げ材

が適しています。

また、積雪の多い地域にもガルバリウム鋼板は適しています。

ガルバリウム鋼板はわずかな熱でも表面が暖まりやすく、屋根の積雪が落ち

易い特性があります。

建設地域によって、屋根仕上げも相性の良し悪しがあります。

弊社ログハウスの屋根材標準仕様は下記のようになっております。

国産材ログハウス・ポストアンドビーム共:ガルバリウム鋼板

輸入材ログハウス・ポストアンドビーム共:アスファルトシングル

 

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アスファルトシングルの隙間に松葉がつまっている様子。
また、表面がザラザラしているため落雪しにくい。
 
 
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表面が滑らかなガルバリウム鋼板は落ち葉もつまらず、落雪しやすい。

【ログハウスの煙突掃除】

薪ストーブの煙突内部にはススやタールが付着します。

ススやタールが堆積したまま使用すると、煙道火災の原因になります。

松系のヤニを含んだ薪や未乾燥の薪を使用している場合は、そのリスクはもっと高くなります。

最近では環境に優しい触媒付のストーブが主流になってきているので、煙突掃除もプロに

任せた方が安心です。

快適な薪ストーブライフをおくるためにも、年に一度の煙突掃除は行った方が良いでしょう。

 

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掃除のために取り外した煙突内部にはススやタールが付着しているのがわかります。

 

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煙突上部から掃除器具をぶら下げている様子。

 

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シンプルな構造の薪ストーブは煙突の掃除をするとストーブ内にススが落ちてきます。

 

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ストーブ内部に落としたススを掃除して完了です。

【ログハウスの外壁塗装】

ログハウスや外壁が板張りの建物は、定期的な再塗装が必要です。

塗料メーカーにより耐久性の誤差はありますが、おおよそ3~4年が目安になります。

塗料の効果がなくなると、木は傷みます。

傷んだ木は塗装をしても塗料の効果を発揮出来ません。

傷んだ部分を削って塗装をすると、更に費用がかかってしまいますので、早めの

再塗装が効果的です。

塗料は木に染み込んで保護をする含浸性のものと、塗膜を作って保護をするタイプの

2種類がありますが、塗膜を作るタイプは再塗装のタイミングを逃すと含浸性の物より

費用がかかる事もあるのでご注意下さい。

含浸性の塗料は比較的塗りやすいので、業者に依頼せず自営で行う方も多いです。

ベランダなどは一番傷みやすい部分なので、より頻繁な再塗装が必要でしょう。

弊社ログハウス、ポストアンドビームの外部木部標準塗料はキシラデコールです。

 

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【塗装前】塗装の効果もなくなり、傷んでいる様子。

 

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【塗装後】洗浄後に2回塗りを行った後の様子。

【ログハウスの設備工事】

標高の高い寒冷地の家は水抜きという特殊な作業がが必要になります。

設備配管は一般的に床下か壁内にあり見えないのですが、寒冷地では壁から出した露出配管に

傾斜を付けて水を流れやすくしています。

0℃以下になると水道管内の水が凍結、膨張し、ボイラーや蛇口が破裂してしまう事があります。

配管に凍結防止帯を巻きますが、冬期に何ヵ月も使用しない場合などは、水抜きを行った方が安全です。

水抜き作業はマニュアルを作成し、お引渡し時に説明させていただきます。

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配管に勾配がつき、凍結防止帯が巻いてある様子。           

【ログハウスのプランニング】

家を建てる上で、プランニングはとても大切です。

建設地の立地条件や気候によって、家の間取りは変わると思います。

例えば、積雪量、風向き、周囲の建物を観察して、屋根材などの仕上げ材を確認したり、湿度や

気温の統計をしらべたり、敷地内の木は針葉樹か広葉樹かを調べたり。

他にもプランニングの際にチェックすることは沢山あります。

メーカーの企画モデルが必ずしも建設地の立地条件に合っているとはかぎりません。

ログハウスやポストアンドビーム等木の家は、新建材の家と違い生きています。

生きているからこそメンテナンスが必要なのです。

しかし、メンテナンス項目が多過ぎるとお金もかかります。

そのためにも、最小限のメンテナンスで済むようなプランニングをする事も大切です。

当社では企画モデルの他に、自由設計も承っています。

1棟1棟心をこめて、お客様だけのオリジナルログハウス造りをお手伝いさせていただきます。

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